一宮庵たより

平成一二年七月号 第67号 集者

二〇〇〇年 一宮庵

ヨーロッパ茶会ツアー

五年ぶり海外でのお茶会です。

砥部焼き作家白潟八洲彦氏が国連五十周年に平和を祈り寄贈なさった地球儀に伴い、日本文化の担い手としてスイス ジュネーブにある国連欧州本部を訪問致しました。

「生命の碧い星」と命名された地球儀に、平和を祈り各国の石を壷に納めるセレモニーのあと大使のご挨拶がありました。日本の裏側の国でかくも厳かな式典が行われているとは知る人ぞ知る事でしょう。

世界の中に日本人が己の意志で地球に感謝の心を現す事が出来た事を有難く思いました。夕刻からレマン湖の辺に建つホテル デユローヌで文化の夕べが催され今回私の意志に賛同頂いた一宮庵茶道部有志方が、和服に男児は袴付きで会場に勢揃いなさると白地に赤の「日の丸」を掲げた思いがするほど華やかな日本の雰囲気が溢れていました。

「日本文化の夕べ」と題されたホテルの会場に同胞「西のエンジェル」こと大菊碧泉氏が三副の書を掛けられ正面向かって右には有志一同の気働きによって、急場凌ぎとは思えぬほどの茶室礼が整い今回の一宮庵茶道の志をしたためたメッセージを十四才の,ことさんが読み上げると、国連の大きな組織の中に人々が関わり地球の平和を真摯に祈る心が大きな波紋になる事を感じました。

ようこそ ようこそ!

新しい世紀が始まる二千年の記念すべき年に、世界が一つになり、人々が幸せになる明かりを灯される国連本部のあるスイスでのセレモニーに参加出来ましたことを大変嬉しく思います。

日本には春、夏、秋、冬の四季があって、縦に長い日本列島には、、海と山の恵みをうけ、その土壌に育まれて「かたち」になった物に茶道がございます。

太陽と月と「木、火、土、金、水」で現される 木で出来た御園棚、湯を沸かす火、茶碗の土、金属で出来た釜,その中で煮えている水というように小さな茶室の中に大宇宙のすべてを取り込んでもてなす茶道は、日、月、火、水、木、金、土という一週間の単位に通じ地球の人々全てに共通する空間を形にしております。

小さな島国ながら、この国に育った私どもは、自然の恵みを受けて暮らす感謝のしるしとして、争わずお互いを尊重して世界が大きな丸い輪となって共存する夢を一碗のお茶に託しております。人類の平和を祈って焼かれた白磁の器に、日本の国、北陸金沢,白山神社に由来する「妙水すいは観音」の水はその名が現すとおり水の波紋のように水面に清い思いが投げられると波動がどこまでも広がる心和む神秘の水で、中立国スイス国旗をイメージした赤と白の色糸で編んだ茶せんを特別に誂えてお茶を点てさせて頂きます。

今日の日から 千年の歳月 迄も明かりが灯り続ける事を祈ってやみません。スイスにて 二千年 六月一四日



七月の懐石お献立

椀盛 焼物 煮物 小吸物 八寸
はも切り落とし
梅肉
白玉
合せ味噌
溶き芥子
枝豆豆腐
くずきり
柚子
かます
幽庵焼き
牛肉
玉ねぎ
いんげん
時の物
オクラ
塩辛
 
六月にヨーロッパをお訪ねして イタリアフランス、スイスと特徴ある料理を頂きました。 どの国も,お国柄を反映しています。私たちの日本は「懐石」の料理が今も息づいて嬉しいかぎりです。

 

七夕風水

 

今年の七夕では十年後の自分の夢を短冊にしたためては如何でしょう。おのずと今日の事が浮き上がります。


時の肴

  そうめん 生姜 つゆ
木の膳
  胡瓜 はも皮 酢の物
火の膳   鰻玉子とじ
土の膳   芋田楽
金の膳   春巻き
水の膳   じゅんさい

  ご飯 味噌汁
  菓子 抹茶


七月の吉方

七月一四日、二三日、八月一日の3日は大切な日ですこの日を逃さずそれぞれの良い方位を選んで旅立ちましょう。 ちなみに宗厚先生は一四日に千葉勝浦、二三日は有志の方々と陸前高田へ講演と特養ホーム慰問へ 八月一日はシンガポールへ講演と料理教室開催をかねて旅立ちます。

皆様も夢を叶えるためにやった分だけ努力の分だけと言われている天の御加護を頂いては如何かな。

 事務局点描

この一宮庵たよりを、既にインターネットでご覧になっている方もいらっしゃる事と思います。そうです!遂に始まりました《インターネット事務局点描》…じゃあなくて…《オールニュー一宮庵ホームページ》です。今回のHP製作編集は勿論、一宮庵事務局です。何しろ、胡麻豆腐を練りながらの作業でしたから所々汗が滲んでいるかもしれませんがそこはご愛嬌、とにかく完成にこぎ着けました。今までの数々の有難いご批判、ご指摘に報いるべく、リアルタイムな情報提供が出来る様に、今後は毎月更新して行きますのでどうぞご期待下さい。

 今月から二十一世紀の運気に替わると言われますが振り返ると激動の一ヶ月でした。前世紀での実績、常識、名声などが、人や事象によりハッキリと過去の物となり、変わって新世紀に台頭しようとする様々なモノの息吹や新しい事件が、メディアを賑わしているご破算の世紀末。申し上げるまでも無く一宮庵は皆様と共に《二十一世紀に持って行くもの》たり得べく日々精進して参ります。


[トップページ] [ご会食] [茶懐石料理教室] [風水会席] [一宮庵たより]

一宮庵
住所 〒157-0066 東京都世田谷区成城6-22-7
電話 03-3484-5878 FAX 03-3484-7769 E-mail ikkuan@ikkuan.com
copyright(c) ikkuan co.ltd