~つくばいに落ちる清らかな水がお客さまをちっとりと迎え入れる~
玄関に足を踏み入れた瞬間に聞こえるのは、つくばいに落ちる水の音。ここは斎藤さんの自宅であり、懐石料理教室にして料亭「一宮庵」(東京都・世田谷区)の一角ともなる場所です。
「水がよどまないように、常にきれいに保つことが何よりも大切」というのが斎藤さんのこだわり。つくばいの水では、毎年お参りしている伊勢神宮のそばに流れる、五十鈴川の清らかな水の流れを表現。また、朝夕に玄関先に水を打つ時は、たまった水をすぐふき取りように心掛けているそう。
さらに、玄関脇の茶室では、ガラスのコンポートを茶の湯の席で水差しに見立てたり、つるべを水差しとして使ったりと、自由な水のアレンジが、訪れる人の目を楽しませます。本当のもてなし方を知っている斎藤さんならではの遊び心と気遣いが生きています。