自然とも人とも調和するお茶のよさを伝えていきたい、というタイトルでカラー3ページにもわたり宗厚先生が登場。
「9歳で上京。19歳で結婚。茶懐石の道へ。」「還暦を機に、誰もが楽しめるお茶を目指すことに」「お茶には癒しの効果がある」というタイトルで本文は綴られています。
なかでも「畳立礼」を考案するきっかけ、一宮庵という名前の由来、などのお話はとても興味深かったので、一部を抜粋してご紹介します。
(以下抜粋)
正統派のお茶の道をひたすらに歩んできた齋藤さんだったが、60歳の還暦を機に「私流のお茶をさせていただこう」と考えるようになった。
「多くの人にお茶を親しんでもらいたい。とくに、茶髪の若いお嬢さん方に。最初は爪を伸ばしてもいい。やっているうちに爪が長いと邪魔だな、と気づきますから。違和感に気づくことが大事なのです」
正座をしなくてもお茶を堪能できる「畳立礼(たたみりゅうれい)」を考案したのも、お稽古をしたくても足が悪くて正座ができない高齢者や、興味はあるけど敷居が高いと敬遠している若い世代に、気軽に楽しんでほしという思いから。
では「一宮庵」の由来は?」
「日本の祭りごと、五節句を伝えていきたいと思いまして、その勉強の為、平成元年に主人と二人で全国78箇所の一宮(いちのみや)めぐりをしました」
一宮というのは、地域地域でもっとも社格の高い神社のこと。四国地方を回った時に、土地の人が一宮のことを「いっくさん」と呼んでいるのを聞いて、齋藤さんはその音がすっかり気に入ってしまった。
「それで、日本中の一宮さんがここに集まるような庵にしようと思いまして」
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