生活の中の茶懐石

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霜月(11月) 炉開き茶事

朝から穏やかな一日でした。
「炉開き』の初日です。
 

お茶は、表面に出ている事はほんの一部で、ほとんどは準備です。
準備が出来ていれば、後の事は形があることなのでスムーズに動き始めるのです。
 

今回はいつもの年より、裏方の仕事が「主」になりました。
一宮庵では、「炉』が三箇所あって、畳も当然炉畳があり、年々重さが感じられ、スタッフに助けられています。

口切茶事

本来は正式には、広間ですが、一宮庵の「小間』で、粋と野暮の真ん中です。
お壷を鷲の手のように開いて回すことや、茶壷に封印されている蓋を小刀で切ったり、お茶を取り出してから、改めて糊ではり、自分の印鑑を押して間違いのないよう取り締まったりと、なかなか厳しい形があります。

石臼が用意されて、懐石料理を召し上がる、「椀物」あたりで、襖越しに、隣の部屋で『ごろごろ』と臼を挽く音をお聞かせしたり、かなり、細部にわたるまで、気使いがあります。

茶人正月と言われて、畳・雨どい・障子・青竹など。
屋敷の中もすっかり大掃除して、新年を迎える気持ちとおなじ、室礼をして、お迎え致します。
今年も「口切茶事』をさせて頂く事が出来て、有難い事です。

そもそも、お茶の由来の質問があって その昔、栄西禅師が、お茶の種を日本にもたされて、京都建仁寺で開祖供養の「四つ頭茶会』が催されて、禅宗を布教された禅師を偲んでおられる処まで、お話が弾みました
茶葉を蒸して団子にして丸め乾燥させたものを竹のささらで削って飲んだものを細かい粉にして茶せんで淡立てるのは、ずいぶん、後の事であったと思われます。

五百有余年の歴史の間には、茶葉にもドラマがあったことでしょう。
茶壷に入れて恭しく運び。
封印をしてまた、封印をして中身を守りその上さらに、「真』「行』「草』と長紐を結び分けてお茶を選ばれる毎に、さっそく石臼で挽いて、ひきたてを召し上がっていただくセレモニーは、大切な貴方様のため以外のなにものでも御座いませんね。

こんなに、一つことをこだわって真摯に行う日本人ですもの 世界に向けて、精一杯の真心をお伝えしたいものです。

朝日カルチャースクール

毎年恒例になりました「朝日カルチャー』勉強会です。
今月は,教室も「茶事」をしていますので常には,懐石料理のみですが、皆様にご意向をうかがって、
お茶事編に致しました。

蹲で手を洗い,口をすすいで、躙り口から茶室に入り軸を拝見します。
11月は炉開きで,一宮庵では「口切茶事」をいたしましたので、壷が飾られています。正客に従って席入りして、ご挨拶となります。
このあたりの事は,お茶以外では,ほとんど日常にはない事ばかりで皆様も戸惑われますが,初めての事で面白いと喜ばれます。

料理をお運びして,後・畳立礼「炉畳』でお薄を一服
お茶事も、TPOで,皆様に親しんでいただきたいと思います。

出雲・物部 お参りツアー(平成18年11月22日〜26日)

幸先の良いスタートになりました。 仙台へ向かう新幹線のなかで、今上がったばかりの「日の出」を拝みました。

定刻に仙台着。普段の日とあって駅は「人」「人」で溢れ、都会の様相を呈しています。
本塩釜へでて、「塩釜神社」参拝。2年振りになりましょうか。
すっかり秋景色の境内は、きれいに履き浄められて、長い旅をしてきた疲れは「有難い」心に変わります。

次は「竹駒稲荷」参拝。東北に鎮座される神々が雄々しく権威在られる限り、日本人は「和親」を持ち続けられると、思います。 東京。京都。そして明日は九州です。

<11月23日九州裕徳稲荷>
京都から夜行寝台に乗り、朝には九州です。50代のころ、毎月稽古に通って、いつも参拝をして、必ず、来月参りますと、口めが言ってしまい、とうとう、それがご縁で十年通ってしまいました。

お稲荷さまの参道の三都屋さんとは長いお馴染みです。幼稚園のころのお嬢ちゃん達に夜ホテルを出てお茶稽古をしました。
今もご両親は変わらず、お尋ねすると親切に持て成して下さいます。
あいにくの雨ですが、木々が恵みの雨に濡れて見事な景色で迎えて頂きました。

<2006年11月22日  熊野大社参拝>

朝、レンタカーを借りて、米子空港へD様を迎え、熊野大社参拝。 古のまま、社が保存されて、なんともゆかしい佇まいに写真を撮りました。

昨夜は物部神社、鎮魂祭に参拝して、古えの祭り事を目の当たりにして、なんとこの国は凄い行事を粛々と行っていらっしゃる事と感心しました。
今回は特に、今年春に急逝された兄上の後継者として、何事も無い如く立派に公務を勤められた新宮司さまに感動しました。
この国のいやさかは一重に「はれ」と「け」がけじめられているからこそ!と思います。翌日は暖かく穏やかな晴天でD様を空港へお送りする途中、宍道湖の素敵な場所へご案内しました。

鴨がたくさん寄って来て11月と言うのに、テラスでお茶です。 素晴らしいクレープをご馳走になりました。

米子から兄を訪ねる列車の旅は、思いがけなくあまるべ鉄橋を通る事になりました。列車からの景色です。

兄に案内された料亭は、釣り名人が主で料理は言うに及ばず、宗厚がたまげたのは、釣りに関して、こだわりの「船・世界にも漕ぎ出せる」を持ち、日本海の魚をおって何処迄も。
魚たくに残された鯛は身の丈86センチ重さ7キロの大物。
まだまだこんなものではありません。
楽しいのは、魚が好きで商売か?海の魚が生き甲斐か? 兄も船を持つて釣りを楽しんでいますがスケールの違う親方には脱帽。
「ワシの舟は木の葉のようだ」と、男のロマンは果てしなく大海原に広がるのです。

郷里のホテルの玄関に大きな「恵比寿さま」が祭られてありました。
今まで気がつかなかったのが不思議です。
出雲の神様にしっかり守って頂きますようお願いいたしました。

炉開き茶事 体験レポート

「炉開き茶事」を初体験!のホームページ担当者。
本来なら、お茶事に、カメラ、ビデオはご法度。しかし、宗厚先生のご厚情により、許可していただきました。
きっと緊張のあまり、せっかくのお茶事や茶懐石料理も堪能できないかなぁ〜と思いきや、アットホームな一宮庵メイトの皆様のおかげで、とっても楽しいひと時を過ごすことができました。
畳立礼がすばらしい!です。本来なら、茶懐石料理を頂き、お茶となると、軽く2時間はかかりますよね。その間、正座をすると思うと、ぞっとするのですが、一宮庵の場合、この「畳立礼」が救世主!足がしびれることもなく、美味しい料理を堪能できました。

お茶事が始まるまでこちらで待機
私を含め3名での参加です。

手と口を清めます。

茶室へ入ります。

こちらで茶懐石料理を頂きます。

こちらは、一宮庵の写真です。

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懐石の献立12ヶ月

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