生活の中の茶懐石

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睦月(1月)の懐石弁当

初釜 集合写真新年はいっくの日1月9日に弥生会館で初釜茶会を致しました。詳しくは「初釜茶会フォトギャラリー」をください。

料理は宗厚監修している日本橋大増のお弁当を皆様に召し上げっていただきました。
この弁当は、それぞれ自宅で御自分の器に盛り替えて頂くと、見事な懐石料理になります。

睦月(1月)の特別メニュー

今月の料理教室では、久し振りに料理専科の「アンコウ」です。
冬の海に鍛えられた底物の魚は、姿はグロテスク(可哀相な位)ながら、味は、超一流で、淡白な白身、コラーゲン一杯の皮と、油であって油でないアンキモが、全体のバランスをとって、冬の料理の王様です。

アンコウの七つ道具

1)肝臓
2)とも(胸ヒレ・尾ヒレ)
3)ぬの(卵巣)
4)柳肉(魚肉部・頬肉)
5)水袋(胃)
6)えら
7)皮

実際にアンコウを吊るして皮を剥ぐと中には、綺麗な透き通った身が現れます。
宗厚は、料理を習ったその時から、何時も生きの良い元気な魚を触らせていただいていましたので、「命」そのものに向き合う事が出来ました。
切り身や、冷凍では感じる事の出来ない「魚」が、話し掛けてきます。

お稽古に見える皆様には、生まれて始めて「アンコウ」に触れる方がほとんどです。
「こわごわ」「ウわー」「怖い」「気味が悪い」「スゴーイ」等、皆様の表情が、正直に物語っていますが、全員の感想は、異口同音に「おいしい!」ということ。

アンコウを捌くたびに、天はニ物を与えずと言われているものの、本当に私がこの姿で命を頂いて、鏡を見て、心から感謝出来るのかしら?と思います。
ほとんど毎日、何尾もアンコウに向き合っているうちに、魚が語りかけている様で、命と、生きることは何なのかと、哲学めいたことまで考えてしまいます。
皮を剥いで、肝を取り出し塩をして蒸す。
身を落とし、骨を叩き、七つの道具を揃えて料理を始めますと、先程までのアンコウの顔つきがまるで違ってくるのです。
美味しい!と全体で見えてくる。
これでいいのだ。これこそ、アンコウの本懐なのだ。とみえるのです。

世界をまたにかけたお仕事をなさる「大久保氏」

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懐石の献立12ヶ月

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